マイLOVEヒーロー
「花穂ちゃん、気持ち良かった??」
「えっ…」
終わった私を抱きしめて笑いかけてくる
その笑顔はさっきまでの男の桜汰君じゃなくて
いつもの小悪魔な桜汰君
「やだ!!言わない!!」
「えーなんでぇ…」
ダメだもん、そんな拗ねた顔しても
「いいよ。じゃあもう一回しちゃうよ!!」
「ヘッ?」
ガバッと襲い掛かってきて
私の耳を甘噛みしてくる
「ヤン……だめぇ…」
「その割に目がイヤらしいよ♪」
「そんな事ないもん!!」
「どぉする?このままじゃ本当に2回戦しちゃうよ♪」
そんなの無理ぃ!
あんなに激しいのをもぉ一回なんて死んじゃうよ
「花穂ちゃん♪チュッ!!」
本気みたいで私の胸にキスを落とす
「アッ…ダメだよぉ…」
「じゃあ気持ち良かった?」
「………うん…」
小さい声で囁く私を
「だめ。聞こえなぁい♪」
って意地悪してくる
もぉ……
「気持ち、よかったよ…//」
その一言を言っただけなのに
身体が恥ずかしさのあまり
カァーっと熱くなる
「桜汰君のバカ!!」
真っ赤な顔を両手で隠した