マイLOVEヒーロー

「まずは、っと…小麦粉をふるいにかけて…………」


スボンジのたねを作り型に流し込む

「おぉ…俺って天才かも♪」


自画自賛をしてみた

料理も出来るヒーローも悪くないな


やった事のないお菓子作り

けどやりだしたら結構面白くて

鼻歌を歌いながら作る



…チン!!!


「焼けたぞぉ……」


オーブンの扉を開いて熱々の型を取り出した


「マジで!!成功じゃん!!」


一人でガッツポーズをしていると


「オウタぁ……」


銀星が昼寝から起きて抱っこをせがんできた

優しく抱き上げて焼き上がったスポンジ見せる


「いいにおい…オウタすごいねぇ」

目を真ん丸に見開いて驚いてる

「これからが本番!!飾り付け手伝ってくれるか??」


「うん!!する!!」

「よし、じゃあするか!!」


完全に目が覚めたのか抱っこから勢いよく降りて
ダイニングテーブルの椅子に座ってスポンジを眺めてる


生クリームに飾りの苺、それだけじゃつまんないから
カラースプーレーや小さいチョコなんかも用意した


「俺はハンバーグ作るから銀星が好きに飾り付けしろ!!」


「いいの!!」


「おぅ!!今日は特別お前をタンケンシルバー(銀だから)に任命する!
でわシルバー!!任務を遂行せよ!!」

「らじゃー!!」


俺がタンケンレッドのポーズをとると

銀星は嬉しそうに大きな声で返事をして

ケーキ作りを始めた



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