マイLOVEヒーロー

銀星は荘和君が

中でタンケンジャーのカードゲームをやらせてくれると言うので



ワタシ一人だけ外で桜汰君を待っていた



ザワザワと人の声が響く


柱にもたれ掛かりながら、桜汰君が来るのを待ってると


肩をトントンと後ろから叩かれる


ドキッとして振り返ったら


「花穂ちゃん、お待たせ♪」


赤いパーカーにキャップ帽、黒縁メガネの桜汰君が立っていた


「ううん、待ってないよ♪」


会えた事が嬉しくてニコニコしちゃう


「あれ?銀星は??」


聞いてくる桜汰君に

中を指差して

「あの中、、、荘和君と。」


「あぁ、そっか♪」


何をしてるかは、言わなくても分かるみたいだった



「あのさ、あんま時間ないから簡単に言うわ。」


「うん??」


「はい、これ♪♪」


手渡されたのは飛行機のチケットとパンフレット


「え………」


「明日の昼から2泊3日で、、、、」


目が点になった


だって今何て言った??


「沖縄に旅行に行こう!!」


「えぇ−−−−!!」


思考回路が繋がると同時に叫んでいた






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