マイLOVEヒーロー

「花穂ちゃん、、」


銀星に向けられているはずの瞳が、私へと移り


私に疑問を投げかける



「俺を、、信じてないの?」



「違うよ……違う……信じてる、愛してる、、だから、不安になるの………。」



好きすぎて、幸せ過ぎて



「今が現実なのか、夢なのか分からなくなるの、、」



夢なら醒めないで



貴方のいない現実なんて



私にはもぉ耐えられないから



--フワッ………



私の身体を優しく包む大きな身体



「俺を信じて、、、それしか言えないけど、、その言葉が全てだから……」


桜汰君………



背の大きな桜汰君に抱きしめられると


私の頭はちょうど桜汰君の心臓に収まる




ドク、ドク、


と静かに音を立てる



その音を聞くといつも思うの



「あのね、心臓の音を聞くとね、これは現実なんだって思えるの………」



「えっ、なんで??」



だってね



「感触が本物だから、、夢では心臓のリアルな音までは聞こえないでしょ……」


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