マイLOVEヒーロー
えっ??
そぉなの??
早業が得意で時間も戻せて
警察とも友達って…
どんだけ凄いんですか…
そして何より3歳にして
ここまで詳しい自分の息子に思わず感心してしまった
ってダメだよ!!感心なんかしてたら
「でもね、銀っ……」
「プッ…アハハハッ!!」
押し問答している銀星と私の後ろで、タンケンレッドが急に笑い出した
「あ、、の…」
お腹を抱えて必死に笑いを堪えてる
「あぁ、ごめん。余りにも面白くてさッ、、ククッ…」
面白いって…
なんだか恥ずかしくなって、顔が赤くなる
「なぁ…こっち来て一緒に食べるか?」
俯いて黙ってしまった私と銀星に
椅子から少しだけ前かがみになって優しく微笑んだ
−ドキン…
その笑顔にちょっとだけ胸がざわついてしまう
「いいの??」
「うん。おいで!」
遠慮がちに尋ねる銀星の手を優しく掴んで抱き寄せて、自分の隣の椅子に座らせた
「じゃあ…お母さんもどうぞ?」
それから私へと視線を移して手招きしてくれる
「あの…本当に邪魔じゃ?」
「なんか面白いし全然いいよ」
楽しげに口にする顔はやっぱり綺麗で、それだけでオーラが出てる
「じゃあ…少しだけ…」
悪い気がしたけど
何より銀星が嬉しそうで
だから諦めてラーメンを持ってテーブルを移動した