マイLOVEヒーロー
5分くらい木陰に座りながら
海を眺めてたら
バナナボートが走り出したのが見えた
あっ、、あれかな??
カメラを構えて、最大限にズームにしてバナナボートを映した
レンズ越しに、一番前に銀星、後ろに桜汰君が乗ってるのが分かった
3歳の銀星が乗っているからなのか、スピードは抑えてるみたいだけど
二人でワーワー騒いでるのがなんとなく分かる
もぉ、、何してるんだろう、、
クスクス笑いながら、ビデオを撮ると
二人が急に私を見た
「えっ、何っ………?」
レンズ越しに目が合って
大きくピースをしてくれた
「フフッ…………」
カメラを片手で構えたまま、左手で軽く手を振って
バナナボートが陸へ戻るまで撮り続けた
水しぶきをたくさん浴びた
桜汰君と銀星が戻ってくる
「ママ〜!!すごくたのしかった!!」
「そうなの、良かったねぇ。」
「銀星、意外にジェットコースターとか平気かもな♪」
濡れた髪を後ろにかきあげながら桜汰君が笑う
「本当!?基本怖がりなのにね。」
たわいもない話しをしながら
木陰に3人で横たわる
沖縄の暑さは、湿度があまりないせいか
カラッとしてて気持ち良くて
水に濡れた身体にあたる爽やかな風が気持ち良かった