マイLOVEヒーロー
「全部…わざと?………」
口から零れた言葉を愛俚沙は嬉しそうにすくい上げる
「うん、全部♪
貴方が私を好きだって分かって
嫉妬させたかった。
覗いてる桜汰を見たとき、嬉しくて仕方なかったの♪
次の日、桜汰は私を抱いて、、
その後も、、気持ち良かったでしょ?」
「愛俚沙ッ………狂って……」
「狂ってる?別に構わないわよ。でもね桜汰、アナタは私のもの……絶対に誰にも渡さない。」
彼女は狂ってる
だけど、その人を何度も抱いていた俺は
彼女によって
操り人形のように
動かされていた
「私とアナタは共犯者、、だって見て?お父様は私に夢中♪
私を愛してるの。」
愛俚沙の言う通り
父は愛俚沙を愛していた
愛俚沙を事務所の副社長にするほど
愛俚沙を信頼し
大切にしていた
「それなのに、息子が何度も私とセックスしてたなんて………ねぇ?」
下を向いて唇を強く噛んだ
「桜汰………大丈夫。黙っててあげるから、、、、ネッ?だから…」
愛俚沙は立ち上がり
俺のズボンに手をかける
「お願いだから、親父を傷つけないで………」
「フフッ、、、分かってる……だから。キスして?桜汰……」
弱かった俺は
愛俚沙に従うしかなかったんだ…………