マイLOVEヒーロー

ずっと助けてもらってた


桜汰君の笑顔や


優しさに救われてきた




それなのに



助けてもらうばっかりで


桜汰君の辛さに気付いてあげれなかった



ううん、



何かを抱えてるのは、言葉の端々で感じてたのに



気付かない振りをした



そんな私が



一番許せないの


「ねぇ千夏……私は、桜汰君を傷付けてなかったかな、、

私の取った、一つ一つの行動が彼を傷付けていたかもしれない、、、そぉ思うと……どぉしていいか分からないの……」



私を裏切ったと思った貴方は


きっと辛かったよね



それなのに



無邪気に笑っていた私は


貴方の気持ちに



心に



さらに傷を増やしましたか……





「本当は、今すぐにでも桜汰君に逢いたい……
私は大丈夫だから戻って来てって言いたい、、、
でも、愛してるから、好きだから、、考えちゃうの………
私のする行動がまた、大切な人を辛くさせるんじゃないかって………………」



「花穂、、、、」




勇気が欲しいの



だけど



ごめんなさい



弱い私の心が、一歩踏み出す勇気を奪っていくの……








千夏は黙って、私の手を握り


「今は、どうしろとは言えない。私が言ったって無責任なだけだから、、、
ただ、ただね、、私はいつでも花穂の味方だから……だから花穂の出した答えがどんなものでも応援するから、、、。」


言葉にしてくれた


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