マイLOVEヒーロー

「あなた……は………」


うっすらと光が差し込む瞳





「花穂、花穂!!」



「千、、、夏、、?」



ぼやける視界に千夏が移る


「バカ!!ビックリするじゃない!」



「わ……たし、、」




何が起きたのか分からない私を



千夏がギュッと抱きしめた




「休憩室で倒れたんだよ、病院に運ばれて……しかも6時間以上眠り続けてたんだよ、、」



えっ、、


6時間…………



千夏の言葉に驚いて病室の時計を見たら


「やだ、18時過ぎてる……銀星のお迎え…………」



18時を過ぎていた


「大丈夫だから、横になってな!」


千夏に無理矢理横にされてしまった


「だけど…………」




…ガチャ!!



「ママぁ!!」


「銀星ッ!!」


心配する私の瞳に、笑顔の銀星が飛び込んできた




「花穂ちゃん、目が覚めたんだ!!」



銀星の後ろから祐吉君が顔を出した


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