マイLOVEヒーロー
「あ………の……」
先生の言葉が理解できなくて
首を傾げる
「あっそっか、知らないんだね。妊娠してますよ、2か月に入ったところです。」
え……………
思考回路が止まる
「花穂…………」
「ママ、、、?」
千夏と銀星が同時に声を掛けてきた
妊……娠…………
私が…………
「今日はもぉ、帰っていいですがくれぐれも無理はしないように。早めに産婦人科を受診してくださいね。」
「はい…………」
動揺しながらも、返事だけはすると
先生は黙って部屋を後にした
静まり返る病室
「花、、、穂、、、」
千夏がベットに腰掛けて、顔を覗き込んだ
「赤………ちゃん……」
「うん、赤ちゃん……」
それは
「桜汰君と私の…………」
「そぉだよ、桜汰君の赤ちゃんだよ………」
桜汰君の子供………
「ママ……なんでないてるの……」
気付いたら
泣いていた