マイLOVEヒーロー

……


…………


……………

……今、目の前に座ってる彼女の身体から


私への憎しみがヒシヒシと伝わってくる



テーブルを挟んだ形で愛俚沙と対峙する
この間と同じで、苛々しながら煙草に火を点け


煙りを口からだした



「あれ、本当なの…………」


「妊娠ですか?」


彼女とは対照的に、冷静に話しをする



「そぉよッ!!」


こちらをキッと睨みつけ、怒鳴る




「本当です…………」



「ハッ、、、まさか産むつも……」



「ハイ、産みます。」


最後の言葉を言う前に答えた



だって



私の意思は


誰に何を言われても、揺るぎないものだから



「お願いです………」



「何が!!」



彼女の瞳が、鋭い光を放つ



私は



テーブルから少し離れた




桜汰君



今私に出来る事をするから





「何………してるのよ………」




「お願いです……桜汰君を、、彼を自由にしてあげてください、、、、、」



頭を床につけ、



土下座した



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