マイLOVEヒーロー
「レッド〜、なんでいるの!」
銀星は思い切り桜汰君に抱き着いた
それをそっと抱き上げて
「銀星、久しぶり。」
って柔らかい笑みを向ける
なん…で…居るの?
えっ、だって私、、さっき電話で酷い態度だったよね
なのに何で居るの??
頭の中がハテナマークで一杯になっちゃうよ
それでも足取りはゆっくり前に進み、桜汰君へ近付く
寒くなり始めた季節
だけどまだ17時に暗くなることはなくて
私の影が桜汰君の影と重なった
彼の瞳が銀星から私へと移り
視線が重なりあった
そして怒るわけでもなく
小さく私へと微笑んだ
……トクン。。
やだ、、心臓静まってよ
「あ…の…」
早鐘のように鳴る心臓を押さえて口を開く
「あのさ、明後日近くの公園で夕方17時に待ってるから。」
「えっ??」
桜汰君に言葉に私の思考回路が停止する
「あの、だけどさっき電話でも言ったけど…」
「俺が花穂ちゃんいいなって思った理由、言っていい?」
私の言葉を遮って桜汰君が話し出す