マイLOVEヒーロー
♪揺ら揺ら♪
−コポコポコポ……
カップに千夏が大好きなアップルティーを注ぐ
「はい…千夏…」
そっとテーブルに置いてチラッと千夏を見ると
熱いアプッルティーを一口ゴクッと飲んで私を鋭く見あげた
「で…さっきのは何??」
やっぱり聞かれるよねぇ
てか聞かれない訳がないよね
早く話せって、
目だけの圧力がビシビシと身体を突き刺す
これ以上隠すと怖い…
そぉ思って『実は…』ってこれまでの出来事を話した
………
……………
…………………
いきさつを全て話すと
今まで静かに黙っていた千夏が口を開いた
「うーん…なんか凄いね」
驚きの表情を浮かべながら話しを続ける
「確かに話しだけ聞いてると良い人だよね…でも、さ、実際芸能人てどうなのよ?」
うん、そうだよね…
私でさえそこが引っ掛かるだもん
第三者から見たらもっと怪しく見えるよね
何も言えず黙ってしまう
「でも、花穂が誰かに興味を持つことは悪い事じゃないと思うけどね、、」