マイLOVEヒーロー
「そうだ、花穂ちゃん、話しがあったんだ!!」
「どうしたの??」
急な振りにハテナマークを浮かべながら聞き返す
「実は、俺の友達で…」
「チョット!!祐吉!!それは私が話すって言ったでしょ!!」
祐吉君が話し出すと慌てて千夏が止めた
な…なに…
訳が解らないまま二人を見てたら
「だって千夏、いつまでも話してくれないから俺が言うよ!」
珍しく?祐吉君が千夏を押さえ込み話しを続ける
「俺の友達に千夏と花穂ちゃんのプリクラ見せたら、花穂ちゃんの事スゲェ気にちゃってさ!
もちろん銀星君が居ることも言ったんだけど、気にしないって言ってるから、一回だけ会ってみない?」
それはつまり…
「彼氏候補…って事??」
「そぉ!!」
元気がよくて子供みたいな無邪気さに、
思わず吹き出しそうになる
千夏は彼の真っ直ぐなトコに惹かれたのかなぁ
だけど…
「ごめん、無理…」
って即答で断った