妄想娘と店長さん

SIDE ユズル





『ん…朝…か…』



隣に目をやると
スヤスヤ眠っている樹里


本当、よく寝る。



俺は樹里のほっぺを突く



「やだ…イヒヒッ…」



ぶっ!

なんだよ、イヒヒって…!
まじ、こいつには飽きねぇ



「…渉くん……」



こんな寝言の一つでも
俺の心臓は跳ね上がるし

指輪を見るだけで
嬉しくなる。


こんな恋愛
俺でもできるんだって
本当ビビる。







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