妄想娘と店長さん
そう言ってモゾモゾと
ベットに上がって来る
『おいで?』
って、俺が腕を枕にすると
ちょこんと腕に頭をのせる
「ふふ、腕枕だ…」
さっきまで拗ねてたのに
もう顔がニンマリしてる
『厳禁なやつっ』
俺は軽くデコにキスをする
すると嬉しそうに
樹里は顔を俺の方に擦り寄せてくる
「ねぇ…なんで私と結婚しようって思ったの?」
いつもなら不安そうに聞くのに
今は飼い主が帰ってきて喜ぶ犬みたいに目を輝かせながら聞いてくる