妄想娘と店長さん
「っしゃーーー!終わったーー!」
「あーぁ威勢がいいこと」
って耳に手を当てて
うるさいという
「だってやっとだよ!
私がどれだけこの日を待ってたか…!」
「あー…はいはい…」
だって・・・
店長に会えるんだよ?
「喜ばずにいられますかーー!」
あれ…それにしても…
「なんか今日暑いね…」
「そう、あんただけじゃない?
店長さんのことで色々妄想しすぎで火照ってんじゃない?」
「ふふ、そうかも…!」
そりゃ、テストの余り時間には妄想しましたとも…!
「というか早くいけば?
今日は待ちに待ったバイトの日でしょ?」
「うん、行ってくる!」
そう言って私は雪音に手を振ってバイト先に走った