短編集『固茹玉子』
しかし1匹のハエがおまわりさんの、これも繋がった眉毛にとまって状況は一変する。

おまわりさんはピクピクと眉毛を動かし、イビキも止まってしまい、今にも目を覚ましてしまいそうになっている。


危うしジ・アンダーテイカー。どうするのだ? ジ・アンダーテイカー!


彼はおもむろにカナヅチを取り出し、おまわりさんの利き腕をスチール机に乗せた刹那。電光石火の早業でその人差し指に振り下ろした。


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