短編集『固茹玉子』
だらしなく開けられた女の口から、俺から放たれた欲望がゆっくりと零れ落ちた。

もう3度も可愛がってやったんだ。いい加減腰が立たなくなっているだろう。

女は恥じらいもせず腹を見せて笑った。

もう降参。貴方の太いのがまだ此処に有るみたい。

恥ずかし気も無くそこを押し拡げ、内臓まで見せて誘う女をその場に残し、俺は部屋を後にした。


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