短編集『固茹玉子』
マタだ。またしても夢だった。

『夢オチ』なんて最も都合の良い決着の付け方だ、と思っていた俺への報いだろうか。

確かに今日は普段通りに目覚めて、入れたてのコーヒーとオールドファッションのドーナツを2つにベーコンを2枚の朝食を摂った。

しかし、それがいけなかった。

ベーコンを2枚にした所為で胃がもたれたのか、電車に揺られていると気分が悪くなってしまったのだ。


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