短編集『固茹玉子』
そして思い切り地面を蹴って高々と宙に舞い上がった。放物線を描いて落下しながら、俺は渾身の力を込めて刀を振り下ろす。

「ギャッ!」

短い叫び声と激しい血しぶきを上げて、ラスボスは息絶えた。




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