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猫と2人の思い出
8ページ
猫と2人の思い出
その瞬間、ナッツが腕からすり抜けた。
でも、その後の光景を見て、
この2匹が親子だということがはっきりわかった。
「はは、やっぱりお前の飼ってるナッツ、こ
のナッツと家族なんだな。」
夢のこと、夕希君のこと、ナッツのこと。
全部がわかった。
目の前で、眠そうに「ニャー」と泣く2匹のナッツを見て、
私と夕希君は、顔をあわせて、笑った。
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