大嫌いなひまわり

いつも笑顔の彼女の顔が辛そうだった。

いつも白い歯を見せ、笑みを浮かべていた、彼女の口元が固く閉じられた。


いつもまっすぐ僕を見てくれた彼女の瞳は、

僕のボロボロの色褪せたスニーカーを映していた。


(初めて僕の大好きな彼女の笑顔が、消えた瞬間だった)

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