現実RPG
「何を?」


「ガイコツ系と戦っていると、またガイコツ系が現れる……」


「そう言われれば……」


拓馬はその竜太の言葉に、今までの戦闘を振り返った。


「気がついたら、あいつらに囲まれてる。だから、なんだよ、竜太?」


「つまり、そういうことだ」


「え?」


「あいつらは、仲間を呼ぶんだ」


「え……」


「どうやって呼んでるのかは、わからねぇ。だが、ソルジャーが仲間を呼んでみろ。あいつ一人でも、俺が必死で戦って少し傷つけられる程度だ。大量に囲まれたら……」


その竜太の言葉を聞いた瞬間、拓馬はゾクっとした。


「だから、言ったろ。ガイコツ系は、相手にするな。昔、お前に言ったのは、そういう意味でもあったんだ。相手してたら、キリがねぇ」


「わかった……」


「着いたぞ」
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