現実RPG
拓馬は銀の剣を捨てると、大魔法の剣を右手に持ち一振りした。


ザン!


ものすごい衝撃に、拓馬も驚いた。


ソルジャーが、粉々に砕け散っている。


「すげー……」


次々に襲いかかるソルジャーをあっという間に倒した拓馬は、ルイに向かって剣を両手で構えた。


「次は、お前だ」


「調子に乗るな、拓馬」


ルイは椅子から立ち上がると、拓馬に向かって剣を構えた。


「最後の戦いだ。俺は、お前を倒し元の世界へ帰るんだ」


「倒せるわけがねぇ。ザコは良い剣を持ったところで、ザコなんだよ」
< 192 / 202 >

この作品をシェア

pagetop