女ごころのうた
わたしサボテン
14個のサボテンたちにおはようを言う
丸いの、ちっちゃいの、トゲがすごいの、ひょろりとしているの、色が濃いの、薄いの、やんちゃな感じなの、頑丈そうなの、みんなそれぞれ、かわいい子供たち
こんなにかわいい子供たちを眺めていると、わたし自信もサボテンになる
そうしてかわいくなった「わたしサボテン」を、あなたが見つめているのを想像する
サボテンだから恥ずかしいとか、うれしいとか、そういう感情はなくて
ただ単純に、見られている
そういう無心さが、サボテンのサボテンらしいところだ
わたしもあなたに見つめられ
そんな高みに到達したい