俺様に捕まった愛しき彼女ちゃん

「高等部一年の中原奈央です。
渡辺先生に用事があります。
はいってもいいですか?」

渡辺先生とは新しい顧問の先生だ。

「俺に?いいよ。」


「あの、きっぱりいいますと・・・
あなたの弓道の指導には問題があります!!
あたしたちの先輩方から伝わってきているやり方をなぜあなたが勝手に変えるかあたしは納得いきません。」


「お前、部外者だろ?なら首つっこむな。」


「部外者・・・
あたしは部外者なんかじゃないです。あたしはこの学校には弓道のためにきました。いまの後輩はあたしの後輩です。あたしからすればあなたの方がよっぽど部外者です!!・・・あっ..」



やばい...いいすぎた...


「弓道ですごいって有名な中原奈央ってあんたのことか。な、弓道で勝負しようぜ。
俺がもし負けたら今までのやり方でいいだろう。そっちのが弓道はうまくなるってことでな。でも、お前が負けたらその時は今のまま。そしてお前は自主退学ぐらいはしろよ。
教師に対して部外者とかいったんだからな。
もし、無理なら謝るんだな!!」



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