僕と彼女と屍と…
第一章〜屍からの逃亡及び、学校からの脱出〜
いつもと変わらぬ朝。
グットモーニングって奴だ。

「…ヤバ!遅刻じゃん!」

男は大慌てでベットから飛び出す。
彼の名は竜平。
近くの高校に通う二年生だ。
至って普通の高校生だ。

「おはよう〜…ってあれ?居ない?」

台所を覗くが母親の姿は無い。
父親は既に会社に行ってるのだろう。

「ま、良いか。早く学校行かないとな…」

竜平は大急ぎで支度をすると家を飛び出した。

「うわ、暗いな。雨でも降るのか?」

空を見上げる。
確かに暗く、淀んでいる。
町もそれに合わせてるのか町自体も暗い感じがする。

「変なの。ま、良いか」

竜平は急いで学校へと向かう。
< 1 / 53 >

この作品をシェア

pagetop