僕と彼女と屍と…
「鍵は職員室だ。これを使うなら職員室に行くしか無いな」

この学校の職員室は一階、二階、三階に分散してある。
メインは一階だか、教科別に二階、三階と分類されているのだ。

「三階の職員室に行くしか無いみたいだな」

二人は再び部屋から出る。
屍はこちらを向いていない。
二人は急いで階段を降りる。
火は既に消えていたが、屍が床に倒れていた。
どうやら自ら火の中に入って行ったみたいだ。

「職員室はこっちだ」

品田は理科室の方へと向かう。
理科室を通過した所で壁に職員室と書かれた部屋が合った。

「よし、入るぞ」

中に入る。
その物音に気付き、中に居た屍がこちらに向かってくる。

「先生、下がって」

竜平はホウキを振りかぶると近づいて来た屍に叩き落とす。
屍が音も無く倒れる。

「流石だな」

品田が感嘆して言う。

「優秀な生徒ですから」
「無事に帰れたら内申点プラスだな」

そんな事を言いながら職員室の中を漁る。
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