僕と彼女と屍と…
武器?

何を言ってるんだ?

竜平は近くにあるロッカーを見る。

…何が入ってるんだ?

竜平はロッカーを開ける。
これは…。

「ホウキ…だよな?」

ロッカーの中には何本ものホウキが入っていた。
全て先端は取られ、一つの棒と先端に残った金具だけになっていた。

「にしても沢山あるなぁ」

試しに一本持ってみる。
漠然と、これは持ってた良いと感じたのだ。

そのとき、教室のドアが開かれた。
竜平は振り向く。
そこには彼等の担任が立っていた。
< 4 / 53 >

この作品をシェア

pagetop