僕と彼女と屍と…
「はぁ…二年三組の竜平です」
「山本か?」
「そうですけど…」
竜平が近付いた事によって男の顔が見れるようになった。
彼は竜平達の理科の授業を受け持つ品田だった。
「品田先生?」
「おう。今気付いたのか?」
「えー…まだ良く把握出来てないんですが…。俺らの担任は?」
「今、会ったじゃねえか」
「あれが?」
「死んだから元担任ってところか?」
全く、話が分からない。
死んだって何だ?
「まさかお前何も知らないのか?」
「何もって何がですか?」
「…今までどこにいた?」
「家ですけど?」
「何してた?」
「寝てました」
品田は少し考えてから言った。
「お前…昨日までの記憶あるか?」
「山本か?」
「そうですけど…」
竜平が近付いた事によって男の顔が見れるようになった。
彼は竜平達の理科の授業を受け持つ品田だった。
「品田先生?」
「おう。今気付いたのか?」
「えー…まだ良く把握出来てないんですが…。俺らの担任は?」
「今、会ったじゃねえか」
「あれが?」
「死んだから元担任ってところか?」
全く、話が分からない。
死んだって何だ?
「まさかお前何も知らないのか?」
「何もって何がですか?」
「…今までどこにいた?」
「家ですけど?」
「何してた?」
「寝てました」
品田は少し考えてから言った。
「お前…昨日までの記憶あるか?」