スマイル☆
原チャを公園の前に止め
歩いて福山の家に向かう。

心臓が破裂しそうな位
ドキドキしてる…



   ピンポン


彼の家の
チャイムを押した


出てきたのは福山ではなく中学生ぐらいの男の子だった。


「和真くんいる?」


恥ずかしいょ…


男の子は福山を呼びに行き
福山が玄関から出てきた。


ドキドキ



「はい」


彼はあたしが来たって知って
一瞬顔が強張った

…(^-^;

どういうこと??




チョコを福山に渡す。


「はい」



震えた手…

気付かれたかな〜


「ありがとう」

体操服を渡した時とは違い
男らしい声だった。

福山はしきりに家の方が気になるみたいで
キョロキョロしてる…


「さっきの子 弟?」


「いとこ」


「そっか」


何…この嫌な空気は


スギ(元彼)といる時は
気楽で話題がいっぱいあった。

何話そうかって考えなくても
会話が弾んだのに
この人とは会話が続かないよ

…(*_*)


なんか話さなきゃ!

「あっ、今度ハンドの試合見に言ってもいい?」

福山は首を横にふる…

早っ


「駄目?」


「うん…
恥ずかしいし、試合に集中できひんから」


沈黙が続く


あっそうですかっ
あたしは怒りをこらえて


「わかった。じゃあね」


涙が止まらない


(T_T)


気持ちを伝えるのを忘れた…アハハ

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