スマイル☆
「まじでキツイっすよ…
俺に見せつける為に先輩を抱きしめたでしょ?」



「バレた〜(笑)


「やっぱり…」


「チョコの数では余裕であんたが勝ってんねんから元気出し!」

優が藤城の背中を叩く…


 
「福ちゃんとお前はレンのそばにおったら腹立つねん」


そっかぁ〜彼はそんな風に思ってたんやね…


チョコと一緒に手紙を入れたから、
あたしがあなただけって
今まで届かなかった想いが伝わればいいなぁ〜





「清水先輩…
先輩は清水先輩のことしか見てないですよ!
だからもう泣かすような事はしないでください」


「わかってるよ」


藤城は頭を下げて校舎に帰ってった…

「レン、先に行ってるね」


優が気をきかせてくれた




「今日はバイトなん?」

「うん」



「バイトの後は?」


「こないだ、お父さんがいるのに
清水くんに会いたくて家を飛び出したから
今、時間に厳しいねん」


「そっかぁ…」


「夜、電話するね」


「おう」





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