スマイル☆
「レン…行くぞ」


「どこ行くの?」


「いいからついて来て!」


手を繋いで歩く

彼の手の温もりや
ゴツゴツした手

清水くんだ♪



「山登りするん?」

彼は笑った…


「もうすぐやから頑張って」


「もう駄目…」


彼はあたしの背中を押してくれた



「ほら着いた!見てみ」



「わぁ〜すごい」


学校から少し登った程度なのに
見下ろした景色は絶景だった…


「いいやろう!レンに見せたかってん」


「めっちゃいい〜」





彼に会えたことも…

この景色を一緒に見れたことも…


あたしは一生忘れないよ


「ありがとう」


「おう」



見つめ合ってキスをした


「会いたかった」


「あたしも…」



彼はあたしをぎゅっと抱きしめた…


「会いたかった…」


彼は何度も何度もその言葉を口にした
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