スマイル☆
「おい!お前何してんねん
返せ」


清水くんの声…


受話器ごしに聞こえた声はあたしの聞いた事のない荒々しい怒鳴り声だった。



「もしもし」


「恋か?
ちょっと掛けなおすから待ってて」





学校で今、何が起きているのか

あたしはいても立ってもいられなかった

…(>_<)


あの子がもし清水くんを誘惑しなた
ら彼は受け入れるのかな…

あの子の暴言に傷ついたことより
起きている現実が不安で
たまらないよ


携帯が鳴った

「もしもし」


「レン 大丈夫だから
今、3年の先輩達があいつに説教してるよ」



「会いたい…」


「俺も会いたい…
今から帰って恋のとこ行ったら遅くなるから

俺ん家に来れる?母さんもおるから」


「うん。行く」


会いたい

今すぐあなたに…



清水くん家に忘れ物を取りに行くと
お母さんを説得して原チャをとばした


ピンポン


「はーい」


「夜分遅くにすみません。」


「いいえ〜
洋介は今シャワーあびてるから
洋介の部屋で待ってて」


「はい。おじゃまします」


「レンちゃんご飯は?」


「済ませてきました。」


「今度、食べに来てね」


「ありがとうございます」

清水くんのお母さんに初めて会ったのに
あたしの名前を知ってた
清水くんはあたしの事をお母さんに話してくれてるんだ。

ブルーな気持ちの中で嬉しかった

(*^^)
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