育児ってパネェ!
湯船の中、ばぶーはおとなしく私を見つめながら気持ち良さそうにしています。
私はばぶーを落とさないようにとしっかり抱きながら会話を試みます。
「気持ちイイねー」
「あったかいねー」
……なんて、一見和みの親子シーンですが、私の頭の中は次の予定と行動をフルでシュミレーション中。
普段使わない脳を回転させ、ボケもなんのそのな勢いです。
何度かのイメトレの後、私はいよいよ大詰めの実行に移ります。
「さあ、出ますよー」
ばぶーを落とさないようにゆっくりと立ち上がり、脱衣所へ。
あらかじめ敷いてあったクッションの上のバスポンチョにばぶーを寝かせました。
そしてすぐにポンチョのボタンを締めて「はいっ、ちょっと待っててねー!」と言い残すと、急いで自分の身体を拭きました。
多分、人生のうちでこんなにマッハで拭く事はそうそうないだろうと思う程のマッハな拭き。
その後おパンチュを履いてバスローブを着ると、すぐにポンチョなばぶーを抱っこしてリビングへ。