育児ってパネェ!


見つめ合う私とヒナ。


「……ヒナ、紹介するよ。私の子、ばぶーよ」


一応警戒は解かないまま、私はしゃがんで寝ているばぶーを見せてあげました。

ヒナが「おや?」といった仕草を見せます。

そして、ゆっくりと近づいて来ました。

そこですかさず私は立ち上がります。


「はい、よろしくねー。しゅうりょー」


床の上では「えぇっ?」みたいな顔のヒナ。

興味が解けないようで、ばぶーを必死に見上げています。

しまいには私の足にすがりついて訴えるという。


「だーめ。アンタ噛むでしょ」


それでも見せろ・嗅がせろ・噛ませろと纏わりつき、攻防を繰り広げている間にベビーベッドが完成。


「はいホラ、どいて」


私はうまくヒナにどいてもらって、ばぶーをやっとベビーベッドに寝かせてあげました。

ばぶーの名前の書かれた紙を壁に貼り、旦那は写真タイムに突入。


あ、ちなみに!
ばぶー名前はちゃんと決まってますが、このエッセイではあえて定着しつつある胎児ネームで通そうと思います。

で、落ち着いたところでさっそくミルクタイムです。


< 75 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop