素直になれないBestカップル
もうすぐ藍が鈴木と教室に入って来るころだ。


こんなことまでわかる俺って本当に藍が好きなんだな…。



あっ。入ってきた。



入口のとこで鈴木の話してる。



「ねぇ奏っ♪今日カラオケ行こ?」


名前の知らねぇ女が腕にまとわり付いてきた。


香水きつっ。



藍はシャンプーのいい匂いなのに。



「恵美ちゃん、俺が相手したげる。」



「えー!奏がいい。だって太陽先週もどたキャンしたし!」


最低だな、太陽。



ん?


藍が頭かかえてる。



相変わらず見てて飽きねぇ。



あれ俺の弁当?



思わず席を立った。



「ちょっと奏?聞いてる?!」


女がまだ腕を掴んでる。





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