幼なじみだし★
「あ~気持ちよかった!」


お風呂いいお湯だったな。


「・・・ねえ優。」


「ん?」


「私、ハルに何かしたかな。」


「は?」


「ハル、なんか絶対私に怒ってる。」


「あ~。あのことか。」

優は小さく言った。


「え?」


「あ。
それがどうした?」


「うん。ハルがさっき小さく私のせいって
いってたんだ~」


「そりゃあ、そうだろうな。」


「やっぱり・・・。」

そうだったんだ。


「でも、明日になったら
機嫌直るだろ。」


「・・・。
今からハルのとこ行ってくる。」

このままじゃ嫌だもん。


「はあ?今から?そのかっこで?」

「うん。」


私は窓を開けた。

「俺、知らねぇからな。」

優は部屋から勉強道具だけ持って
下へ降りていった。
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