幼なじみだし★
「ハル~?」

私はハルの家の窓を叩いた。

カラカラ

「ん?」

ハルが出てきた。

「中入れてくんない?」


「はぁ?なんで?」


「話したいことあるから。」


「無理。」

ハルは即答した。

「なんで?
てか入る。」

そういって、私は中に入った。


「ったく。」


ハルは諦めたようにため息を
ついた。


「なんか飲む?」


「ううん。いらない。」


私はゆっくり呼吸をして、


「ハル、ちょっと座って?」


「ん?」


ハルは私と少し距離を置いて
私の隣に座った。


やっぱり、嫌われちゃった・・・。


私はハルと目線を合わせた。


「ハル・・・。」


「なんだよ。」
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