幼なじみだし★
「ごめんなさい!!!」

私は勢いよく頭を下げた。


「はぁ?」


「お願いだから嫌いにならないで!!!」


「・・・なにが?」

私はゆっくり頭を上げた。


「だって、ハル怒って・・・」


「怒ってないけど。」


「ほんと?」


「うん。」


私は一気に顔が緩んで


「よかった~。
ハルが怒っちゃったんじゃないかって
思って・・・」


「何でだよ。」


「ハルに嫌われたんじゃないかって。
よかった~!!!」


「・・・」


「ねぇ、ハル。
私のこと、嫌いにならないでね?」

私はにこっと笑って言った。



「ハルに嫌われたら、
私、どうなっちゃうんだろう・・・
ってキャァ!」


私の体が何かによって引き寄せられた。
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