ソフトキャンディ



――――


ほどよく暑い7月末の土曜日




待ちに待った海に行く日がきた。




天気は快晴





まさに海日和だ





「めっちゃ綺麗~!!てか人いな~い!!」


騒ぐ私に未紗が一言



「だってここプライベートビーチだもん♪」


さすがお嬢様…







もうすでに着替えて海に入ろうとしている康典たちを横目で見ながら、私たちも着替えに行った。












未紗と一緒に買いに行った、淡いピンクに白のドットの水着




やっぱり可愛すぎるかな?


似合ってないかな?





「ねえ未紗~」


未紗に聞こうと思い外に出ると、すでに着替えを終えた未紗が待っていた。






未紗はショッキングピンクにフリルがたくさん付いている水着



すごく似合っていて綺麗だった。





「どうした?」


じっと見つめる私を不思議に思った未紗


「すっごく似合ってる!!未紗本当にスタイルいいよね!!」


「恵美だっていいじゃん!!それにその水着よく似合ってる♪やっぱり可愛い恵美にぴったり♪」


「ほんとに~?」


「ほんとほんと♪
これなら康典も惚れちゃうわよ♪」


「何よそれ~!!」




康典の前に行くまで私は本当に不安で、なかなか海まで行かなかったんだっけ。





でも海に行ったらすぐに康典が「似合ってるじゃん♪」って言ってくれて、すごく喜んでたのを覚えてる。




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