ソフトキャンディ



もちろん康典を好きな女の子に呼び出されることも多かった。








「あんた真山くんの何なの!?真山くんにつきまとわないでくれない!?」


そう言われた時、弱い私は何も言えなかった。





私が呼び出されたことを聞いた康典が、いつも助けてくれた。




私は康典の背中に守られながら、康典にたしなめられている女の子を心の中で羨ましく思っていた。





気付けば私を呼び出す女の子はいなくなっていった。




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