虹のはし

2,雨の日

私はその日怖くて夜更かしをした。


いつもは早寝早起きだけど、その日はどうも寝ることはできなかった。


朝8時15分。


「やばい!!!遅刻だ!!!」


慌てて服に着替えり歯磨きをしてランドセルを背負った。


口にはバターが塗ってある食パンが飛び出していた。


「ユン急いで!!遅刻だよ!!」


「ごめん!!やだ~雨降ってる!!!」


傘を手に取りエレベーターに乗り込んだ。


「ユンが寝坊だなんて珍しいね。」


「そ、そうかな…」


エレベーターが1階まで降りると2人はものすごい勢いで走っていった。


しかしいつもの2人は早く走れるのに今日は傘が邪魔をして思うようにスピードが出ない。


「マーコ先行って!!もう無理~」


「急いで!!!あれ?つぐみ君発見!!!おーい、つぐみ君!!!」


マーコはつぐみの元に走っていった。


そしてその場で駆け足をして話しかけている。
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