カラカラライフリズム



今度は夢を見なかった。

しかし、それは軽く眠ったというより、

ぽっかりと意識が飛んだような感じで、


一樹は車が止まった緩いショックで目を覚ました時に、

車内のデジタル時計が、数分進んでいたのが不思議に思えた。



「…着いたぞ」

「あーふぁ…」

一樹は欠伸をして車から降りた。


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