カラカラライフリズム


「何度言っても駄目だろうよ」



一樹と光がまるで、異国語で話しかけられたように、
きょとんとしていたので、樋口が吉野をからかうように、

にやりと笑った。




すると、吉野はそっぽを向き、


「どちらにしろ、晴喜は今日は無理ね。

著しく精神状態が乱れてる。


ただでさえ常に情緒不安定なんだから、
少しは気遣ってあげなさいよ」



三人は、ぎょっとした。


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