カラカラライフリズム




「ああ、例の……」



進藤は、唇を噛んだ。



緊張している時の、彼の癖だった。



「そこから、遂に犯行声明とも取れるような書類が届いた」



所長は、言いながら進藤の方へ白い封筒を軽く投げた。





差出人名は無かったが、組織の名前や住所などは、




しっかりと記入されていた。




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