カラカラライフリズム

　

内容は、非常に遠まわしに昨今の死刑制度を皮肉り、


批判しているものだった。




ここまでなら、よく目にする部分だ。




だが、最後にはっきりと、犯罪を仄めかすような事が書かれていた。








『そちらの出方次第では、こちらもやむを得ず実行に移らせて頂く』







「……その実行日とされているのが、次の視察の日と同じなんだ」