カラカラライフリズム
 



晴喜は、その顔から逃げるように、目を閉じて口を開いた。




「銃声を聞くと、思い出しそうで…



…怖いのよ……記憶を消される前の事を……」




一樹は、きゅっと胸が痛くなった。



こいつも、自分と同じ不安を抱えていた。




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