カラカラライフリズム



「そしてこちらが、今日一日宇田川委員長の護衛を務める、


CPGの宮本一樹と須藤光です」



進藤の隣に控えていた二人の青年……一樹と光が、会釈をした。


宇田川は、なるべく笑顔を取り繕った。


こんな若者を……機械のように扱って。


そんな表情を、何とか表に出さないように。



「……随分、静かなんだな。その……マスコミもいないとは」



宇田川は、気を紛らわすように、周りを見渡した。


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